
私の人生を一段と豊かにしたボランティア活動との出会い。
私は現在、世界の子供たちを支援する社会奉仕団体、国際キワニスの理事をしておりますが、私が、最初にボランティア活動に興味を覚えたのは、ロンドンに駐在していた時のことでした。 英国人の仲間たちから、「今度キリマンジャロへの登山をするので、頂上までの登頂に成功したら100ポンド、途中までだったら、50ポンドを小児がんのセンターに寄付して欲しい。」というような手紙が回って来ます。やることがマラソンだったり、水泳だったり、と違いますが、自らが汗を流して、寄付を求めるというのが共通したことでした。 日本では、寄付さえすればそれで社会に貢献したという考え方が一般的で、わざわざ汗を流して行動し、募金活動をするという感覚は、ほとんど無いに等しかったと思います。同じ頃、日本が湾岸戦争に対して多額の資金援助をしながら、世界から日本への認識もされず感謝もされなかったということが、話題になりました。 これもその頃は日本がPKO等体を張って汗を流し行動で示さなかったので、お金は沢山出したが、本当の尊敬と感謝の気持ちは得られなかったのだと思いました。 そのような問題意識を持っ